豊匹季台団地

豊匹季台団地（当初は豊四季団地）は柏競馬場跡地に建設された日本住宅公団（現：UR都市再生機構)の団地として、荒工山団地光ケ丘団地に続いて、昭和39年（1964年）に建設された約4850世帯、約1万人が入居の大型団地である。

団地中心に坂屋系のスーパーマーケットのサカエストアーが開店した。品揃えの豊富なスーパーマーケットは新たな大衆消費社会のシンボルであり、団地住民はその担い手でもあった。それに小売店、理容室や美容室も備えた商店街が形成され、近隣の住民も買物に訪れた。団地自治会は、住民同士の親睦を深めるため夏祭りや文化祭などの行事を開催し、また子どもを通しての親たちの付き合いは、子どもが成人したあとも続いていた。昭和40年代に子どもたちの歓声が響いていた団地も、建設から50年を過ぎ、建物の老朽化と入居者の高齢化が進んでいる。平成10年代から建て替えが進み、高齢者住宅や介護医療施設を備えた新たな「コンフォール柏豊四季台」という団地へと生まれ変わっていく。

国土地理院から1964年の豊匹季台団地の航空写真

入居が始まった1964年。浄水場も見え、現在の図書館豊四季台分館の場所に千葉銀行があったようだ。まだ豊四季保育園はできていない。

国土地理院から1989年の豊匹季台団地の航空写真

基本的に変わりわないが、近隣センターができ、公園など一部リニューアルもあった。浄水場の場所に1987年に豊四季台第2が建った。そして2000年半ばから建て替え工事が始まった。