篠寵田(しこだ)
柏市西部の篠籠田は下総台地の北西部、大堀川の右岸に位置する。東武野田線豊四季駅を降り諏訪神社と逆方向に県道を五分ほど右に進んだ一帯の地名である。近世江戸期から明治22年にかけては篠籠田村と記され、元禄15年(1702)の村戸数は69軒、住民323名となっている。明治22年からは現在の大字名であるが、大正15年に柏町、昭和29年東葛市、同年柏市に再編成という経緯をたどっている。「しこた」の由来はどこからか調べても不明。
国土地理院から1955年の篠寵田の航空写真
当時はまだまだ田畑や雑木林が広がる谷津田に富んだ場所。それでも柏駅までの道路ができ、発展の兆し。大堀川からの支流も見える。
国土地理院から1975年の篠寵田の航空写真
豊四季台団地などができ、住人増加で第六小学校より分離して、柏市立柏第七小学校は昭和44年(1969年)に開校。柏市立柏第三中学校は柏市立柏中学校より分離、昭和47年(1972年)に開校。
国土地理院から2013年の篠寵田の航空写真
現在もわずかながら田畑が残っていて環境は良い。大堀川からの支流は暗渠化されている。
・7小の校庭前にあったキャベツ畑はなくなり住宅でいっぱいです。十字架森も半分無くなって家が建ったと思った。
・三中の校庭の下にドブが流れているじゃないですか。あのドブにでっかいフナが 住んでいたの覚えています?あとマラソンコースの途中に農家があったじゃないですか。その裏に防空壕が有った事を覚えていますか。今思うと結構危険でかなり田舎!
・サルビアマンションが出来た時、とんでもないところに出来たなぁ、と思った。しかし今になってみると、全然違和感がないほど周辺が開発されちゃったねぇ。